江戸文字について

江戸文字とは

提灯や千社札(せんしゃふだ)に使われる文字を総称して『江戸文字』と呼ばれています。

昭和二十二年頃、納札交換会『東都納札会』より使われ始めました。

江戸文字の成り立ち

江戸末期、名だたる浮世絵師達が提灯や千社札に用いた書体が人気を呼び、町火消しの纏(まとい)や半纏(はんてん)などの染物の文化の中で熟成され、文化として洗練されてきました。

明治大正になって、題名納札(だいめいのうさつ)(千社札)の大家である「太田櫛朝」、提灯や千社札の意匠の達人である初代と二代の「高橋藤」という三大名人たちによって確立されました。

江戸文字の種類

芝居文字(しばいもじ) Kanteiryu sample.png 通称、勘亭流(かんていりゅう)。歌舞伎の看板、番付に使われる書体。岡崎屋勘六が1779年(安永8年)に考案。勘亭流の名は彼の号「勘亭」に由来する。
寄席文字(よせもじ) 寄席文字 通称、橘流(たちばなりゅう)。伝統師は、橘右近、ビラ清、ビラ辰。客を寄せるための書体で、客が集まるよう縁起をかついで、字が詰まり加減になっているのが特徴。

籠文字(かごもじ) 籠文字 字画が厚く、やや四角い書体。反転文字として使われることが多いが、輪郭線として使われることもある。千社札に基本的に使用される書体。

 髭文字(ひげもじ)  髭文字  文字に「髭」がついている書体。
相撲字(すもうじ) 相撲字  通称、根岸流(ねぎしりゅう)。大相撲の番付・広告などに使われる書体。
提灯文字(ちょうちんもじ) 提灯文字
 角字(かくじ)  角字  極太の四角い書体。印鑑などに使用される。楷書体や、漢字そのものの事を角字と言う事もある。

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